四季の移ろいを感じる
今日は「四季を感じること」がもたらす豊かさについて書いてみます。
以前にも書いたように僕は2年半ほど東京都中央区に住んでいたのですが、
都内の暮らしで意外と辛かったのは四季の移ろいを感じられなかったことでした。
(当時住んでいたマンションからはビルしか見えず)
(自宅の目の前も車の往来が激しい大通り)
正確に言えば、自然の風景、樹木・草花を見て四季の変化を感じることが少なかったんですね。
毎朝家を出て仕事に行って、
オフィスの中でパソコンとにらめっこして一日を過ごし、
家に帰ってまた屋内で過ごして、翌朝になる。
休日も、電車に乗るか車を借るかしない限り、木々が生い茂るような風景に触れることはできませんでした。
その点、都内から引っ越してからは毎日四季の移ろいを感じることができます。
道端に咲いている花。
樹木の葉の色。
木になる果物の熟し具合。
畑になっている野菜の種類や育ち具合。
駅に行く途中に見える山の色。
(秋の代名詞、コスモス(秋桜))
(ミズナラの木にはまだ青いドングリが)
(ミカンもまだ青くて熟していない)
(秋ナスは食べ頃)
(山の色はまだ盛夏の名残を残しています)
こうした色々なものが、季節の移り変わりを感じさせてくれます。
都内で寝る間も惜しんで働いていたときは、こうしたものに意識を向ける心の余裕もなかったけど、
「四季を感じる」という体験を失ってみて、取り戻してみて、やっぱり自然の流れの中で生きていることを感じるって大事だなと思います。
都内で働き詰めの生活に不自然さを感じていたときと比べると、今は少しだけ人間の自然な生活に戻ったような気がします。
僕のように感じる人がすべてではないかもしれませんが、「四季を感じることで心が癒される」と感じる方は、意識的にそういう時間を作ってみてはどうでしょうか。