見守ること
大切な人の進もうとしている道が、
少し違うと感じたとき
つい口を出したくなる
「そっちに行くと危ないよ」
「こう考えてみたらどうだろう」
相手が辛い思いをしなくて済むように言葉をかける
相手のためを思ってのことでもあるし、
大切な人が辛い思いをするのを見たくない、自分のためでもある
でも、見守るだけで十分なのかもしれない
方向を変えさせる言葉は必要ないのかもしれない
たしかに、見ているだけで、何もしなければ、
大切な人がつらい思いをすることもある
それを見てあなたもつらくなるだろう
それでも、その経験を通して本人がかけがえのない学びを得られたとしたら、
つらい思いも含めて「よかった」と言えるかもしれない
一時的にはつらくても、後々、全体を通して「よかった」と言えることって結構多いから
人って、ちゃんと見守ってくれる人がいると
安心して、自分の力で良い方向に進んでいける
誰も皆平等に、その能力を持っている
もちろん口を出すことがあってもいい
思いっきり相手に踏み込むことが必要なときもある
でも、「ただ見守る」という引き出しも持っておきたい
見守るって、本人の意思を尊重するってことだから
そして、結構覚悟のいることだから
不安で人をコントロールしようとするんじゃなく、
相手に何があっても受け止める覚悟だけを持って、
ただ、良い方向に行くといいことだけを切に願いながら見守ること
それができる強い人に、私もなりたい