ちゃんと感じる②
以前の投稿で、「ちゃんと感じる」という詩を書きました。
ちゃんと感じる - ココロを自由にするブログ ~自信を育て、しなやかな自分を創る~
極限の疲弊状態から回復しようと、最近一人完全オフライン・低刺激生活を送ってみて気づいたのは、普段いかに「感じること」ができていないかということ。
ゆっくり過ごしている時間に、普段感じているけど味わえていなかった感情が呼び起こされるような感覚がありました。
テレビもスマホも音楽も断っていると、最初は様々な思考が頭を駆け巡ります。
ついいつもの思考パターンにはまってスマホを触りたくなったり、過ぎた嫌な出来事を思い出したり、来週の仕事の心配が頭をよぎって憂鬱な気持ちになりかけたり。
でも、そうした思考に没入することなく、そんなことを考えている自分を「観察する」ような気持ちで眺めてみると、「そうか、自分はこんなにも色々なことで不安なんだ」と気づきました。
そして、不安な自分を「良い」「悪い」とジャッジせずに「そうか、不安なんだな」と認識しただけで、不思議と心が落ち着きました。
幼少期に厳しく育てられたり大きなストレス体験をした人は、脳内の「扁桃体」という部位が肥大化し、外部からの刺激にとても敏感だそうです。
※扁桃体が過去のストレス体験を即座に検索して、同じ環境を避けようとするから。
そうして「発信」より「受信」、「自己表現」より「他者受容」にバランスが寄っていると、今の超情報社会では絶えず情報を受信し続けてしまいます。(危険が迫っていないか?とずっと脳内検索している感じ)
受信した情報を処理する(危険が迫っていないか脳が判断する)のに忙しくて、自分の心や身体が感じていることに耳を澄ませる時間がありません。
ちゃんと感じること。
自分が感じたことを見つめること。
それだけで、生活は少しだけ豊かになるのかもしれません。