3度目の社会からのリタイア。でもまた復活しました。
またしても久しぶりの更新。
実はまた心身のバランスを崩して仕事を休んでいました。
休職は今回で3回目。
復職するたびに、「今度こそもう大丈夫!もう休職しない!」と思うけど、その気持ちが先走ってる感が逆に危ういな…と今では思います。
9月からまた復職しましたが、またいつ心か体の電源が切れるかわからない、くらいに思いながら、無理のないペースで日々を積み重ねて行こうと思うこの頃。
今日はこれと言ったテーマではなく、ちょっと今思っていることを書いてみます。
休職は、ネガティブなことばかりではない
今回のリタイアも会社で心理的ストレスを溜めすぎたことが原因でしたが、
フラットに見て当時非常に理不尽な状況に置かれており、一方的に傷つけられ、「こんな会社でやっていられるか!!」と堪忍袋の緒が切れたのが始まりでした。
我慢の限界が訪れて、6月あたりは仕事を休んで転職活動に精を出していました。
でも、待っていたのは厳しい現実。
複数の転職エージェントは口を揃えて、「休職経験のある人は書類選考で落ちる可能性がとても高い」、「特に休職したまま転職活動をするのは見え方がよくない」などと言うわけです。
まあ採用する企業側の立場からすれば、当然気持ちはわかるんだけど…
こうやって、社会的に見れば「社会に適合できない人」のイメージが強い休職という経験。でも、僕は自分の経験を通して、「休職の経験はネガティブなことばかりではない」と心底思っています。
なぜか。
仕事に行けなくなるまで追い詰められて初めてわかること、初めて学べることが沢山あるからです。
僕の場合、学べたことは
- 自分の考え方の癖や偏り
- 自分の性格のどの部分が、どのように問題か
- その性格が形成された背景
- 心を楽にする考え方
- 自分に合うストレス対処法
- 同じ仕事環境に戻ったときの、人や仕事への対処の仕方
などなど…書き出したらキリがないくらいです。
中には向き合うのが辛いものも沢山あったけど、「向き合って、乗り越えなければ社会に適応できない」という状況になったからこそ、向き合い切ることができたような気がしています。
失敗したっていい。人生の価値は、「何を学んで死んでいくか」次第。
体調を崩して、働けなくなって、
働いているはずの平日の昼間、
外に出れば、自分とは違ってきちんと働いてお金を得て自活している人がいる。
かたや自分は…と考えては自信を失った日々も相当長かったですし、
一生懸命守ってきたピカピカの経歴に、「休職」という傷が何度もついてしまったような気がして、将来が不安になったときもありました。
それでも今思うのは、こんな経験をできてよかったなあ、ということ。
たぶん自分くらい辛い思いをしている人は少数派だし、その経験の中でしか考えなかったこと、感じなかったこと、気づけなかったことがたくさんあるはず。
同級生には、順調に出世して、結婚して、家を買って、僕よりもライフステージを何段も早く駆け上っている人も多いけど、
お金や家や地位みたいな目に見えるものは、あの世に持っていけない。
最後に人生に充実感をもたらすのは、「たくさんのものを見て、たくさんのことを考えて、気づいて、一生懸命成長した」という実感なんじゃないかと思います。
ただ、これは、あくまで僕の価値観です。
その価値観に基づけば、今のところいい人生を歩んでいるなあ…と、やっと思えるようになってきました、というお話。
今後の更新予定
書きたいテーマは山ほど溜まっているのですが、
今の僕の中での優先順位は「毎日仕事に行くこと」「心身の健康を保つこと」なので、それを保てる範囲で更新していこうと思っています。
「このブログについて」のカテゴリにある記事では色々暑苦しいことを書いていますが、
日々を通して気づいた、なんだかフッと心が楽になる考え方のヒントみたいなものを気楽に書き溜めていくつもりです。
今日はこのへんでおしまい。
ではでは。