ココロを自由にするブログ ~自信を育て、しなやかな自分を創る~

不安に振り回されず、自由に生きる。3度の休職を乗り越えた筆者が考える、心の自由を手に入れ、幸せな人生を歩むための、考え方と行動のヒント集。

【書評】メディアの情報から本質を見抜くチカラ。 ~『「本当のこと」を伝えない日本の新聞』~

「どんな環境でも生き抜ける“強くしなやかな自分”をつくる。」

これは、私の中でずっと意識しているテーマです。
変化の激しい中でも自信を持って生き抜ける自分を作ることができれば、政治や経済などの自分ひとりの力では変えられない外部要因があろうとも、不安に振り回されることなく生き抜くことができるはずです。

具体例を挙げると、メディアリテラシー」を持つことは自分をつくることの一側面だと思います。

私自身、以前からメディアから流れてくる情報を鵜呑みにしている自分、それ以前に社会に無関心な自分、社会を良くするために何も行動を起こせていない自分に、ずっと物足りなさを感じてきました。メディアリテラシー」を身につけることによって情報に向き合う姿勢が変われば、自分の力で社会を生き抜いていける強さを自分に感じ、自己肯定感は増し、ココロがより自由になるのではと思います。

前置きが長くなりました。
今回はそんな気持ちから手に取った一冊の本の感想です。

 

「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書)

「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書)

 

 
結論から言うと、この本は間違いなく一読の価値があります。
今までボーっと日本経済新聞を読み、そこに書かれている記事の内容をそのまま信じ、取り上げられている物事の背景や問題点、解決策について考えることもなく通り過ぎていった時間を悔いました。

おそらく私のような人は多数派だと思います。それが無理のないことであることも、この本を読んで認識しました。
ですがそこにこそ、日本の国民とメディアの関係性の問題の本質があることも教えてもらいました。

本来ジャーナリズムが果たすべき役割は何か、日本のメディアの評価、日本のメディアが権力者の代弁ばかりする構造的原因、今後日本の新聞はどう生き残るべきか。
多くの具体的ニュースを取り上げながら、これらが論じられています。
アメリカで生まれ、アメリカのメディア各社を渡り歩いた著者だからこそ持てる視点を随所に感じました。

自分なりの意見を持つためには、立場やバックグラウンドの異なる様々な人の意見に耳を傾けることも必要だと思います。
具体的な意見を聞いて「確かにそうだな」、「いや、何か違うな」など感じる過程で、自分自身の考えを具体化しやすくなるからです。

そういう意味でも、この本は日本の新聞や報道に新しい視点からの示唆を与えてくれますし、当たり前に飲み込んでいた日本の報道そのものに疑義を抱かせてくれることで「自分の頭で考えるきっかけ」を与えてくれる良い本です。
読み終わった後は間違いなく、新聞の情報の見え方が変わります。

「自分をつくることの大切さ」
「その手段としての、メディアリテラシーの習得」
というテーマについては、「自分を創る」カテゴリの中で継続的に発信していきます。

ではでは。

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