「ブログの毎日更新」よりも大切なこと
このブログを始めた当時、Googleで「ブログ 入門」と検索してみたときのこと。
ネット上には、
「ブログは毎日更新したほうがアクセス数が稼げる」
「それと同時に良質な記事を書き続けることがブログファンを増やすコツ」
という情報があふれていた。
僕もやっぱり一人でも多くの人に読んでもらえた方が純粋にうれしいので、「毎日更新と良質な記事の両立を実際に試みてみよう」と思って、つい先日まで3週間程ブログを毎日更新してみた。
今日は、その経験から気づいたことの記録。
(新緑の木の幹から樹液が…!)
ブログを毎日更新してみて気づいたこと
毎日更新してみて気づいたこと。
それは「毎日書こうとするとどうしても記事の質が落ちる」ということ。
「質が落ちる」というのはコンテンツもそうだけど、何より「自分の表現したいことを精緻に言葉にすることが、時間の制約上できないこと」。
僕のようなビギナーにとっては特に、週5で働きながらブログを毎日更新するのはかなり難しい。
仮に文章を書くこと自体に不慣れな分を差し引いたとしても、仕事が終わって家に帰って、家事をして風呂に入って、寝る前に毎日記事を書くのは体力的にも時間的にもキツイ。(経験のある方はわかると思う)
そう思って、休日に平日5日分の記事を書き溜めてそれを毎日アップしたりもしてみたけど、休日2日で計7日分の記事を書こうとすると、かなりの時間とエネルギーを使う。
(空の青と木々の緑はいつまでも眺めていられる)
すべては、「ブログを書く目的」次第
ーあれ?なんのためにブログを書いていたんだっけ?ー
ここまでやってみて、こんな疑問にぶつかった。笑
収益を得るため?
有名になるため?
自分の考えを表現するため?
人によって色々な目的があるだろうけど、僕の目的は「自分を表現すること」と、「自分の気づきをシェアすること」の2つだと思いだした。
その目的と、毎日のブログ更新に追いかけられて疲弊する現状が全くつながらないことに、毎日更新をしてみて初めて気がついた。
もちろん、アクセスアップからのまとまった収益を狙う人や、個人事業主として自分のブランディングを図りたい人にとっては毎日更新も有意義かもしれない。
でも、僕のような「読んでくれる人が沢山増えたらいいな、そこで読んでくれる人とのコミュニケーションが生まれたら嬉しいな」くらいの目標をもっている人であれば、必ずしも毎日更新にこだわる必要はないんだと思う。
(なんだか当たり前のことを言ってる気がしてきた。笑)
僕が大切にしたいのは、「自分の想いを言葉で精緻に表現すること」
毎日更新していたときは、限られた時間の中で自分の考えを精緻に言葉にしきれないことがとても辛かった。
思っていること、心や体で感じていることが100あるとしたら、文字として表現できているのが50〜60くらいしかない感じ。
でも、表現したい重要な要素は残りの40〜50にも含まれているような気がして、それを時間内で表現することが難しいから消化不良のまま公開ボタンをポチッとする。
納得のいかない記事を投稿したときの感覚は、画家などのアーティストが「自分の意に沿わない作品は、仮に高額で買い取られるとしても世に出したくない」と思うような感じに似ていると思う。
自分の中でも腹落ちしきっていないことを、世に差し出していいんだろうか?
という疑問が頭から離れない。
何を大切にブログ記事を執筆したいかは人それぞれだけど、僕は
「自分の想いを言葉で正確に表現すること」
を大切にしたい。
言葉に対して、自分の想いを表現することに対して、誠実でありたい。そしてこの価値観は、先に書いた目的と密接につながっている。
こうした自己表現の結果として、
「自分の考えが、正確に読んでくれている人に伝わる状態」
「その結果、"あの記事を読んでこう思ったよ"などの、コミュニケーションが生まれる状態」
が実現できたら、もう最高だなあ…と思う。
まとめ
ブログの更新に疲れてきている人。
ブログのネタ切れに困っている人。
そんな人には、きっとブログの運営以外に大切なことがあるんじゃないかと思う。
自分の幸せは、特定の何かだけでなく色々なもので作られる。
ブログの運営は、一人ひとりが「今より良くなる」ための手段の一つでしかないので、他にも沢山の手段があることは忘れないようにしたい。
ということで僕も、自分の余裕のあるときや書きたい衝動に駆られたときに、ゆるゆると書くことを続けていきたいと思います。
いつも読んでくださっている方、今日初めて読んでくださった方、
最後までお付き合いいただきありがとうございます。