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心を自由にするブログ ~自信を育て、しなやかな自分を創る~

もう不安に振り回されない。二度の休職を乗り越えた筆者が語る、心の自由を手に入れ、本当の意味で幸せになるための、考え方と行動のヒント集。

「自分の意見」を作る4つのステップ

前回の続きです。
前回、「論理的に正しい考えが、絶対的に正しいとは限らない」という記事を書きました。

yudaism.hatenablog.com


「ベースとなる価値観を作ること」が最も大切なのは変わりませんが、
今日はもう一歩具体論に踏み込んだ、「“自分の意見”の作り方」について書きたいと思います。


■踏むべきステップは3つ

「自分の意見」とは「正解」である必要はありません。
「正解」はそもそも存在しないので、「色々な意見があるけど、その中でも自分はこう思う。なぜなら…」が語れれば問題ないわけです。

自分の意見を作るためには、4つのステップが必要です。
①まずはどれだけ粗くてもいいから、「自分はこう思う」という意見を作る
②その上で、立場の異なる複数の人から意見を聞く(読書などでも可)

③②の意見を聞いたときの「心の反応」に耳を澄ませる
④③の「心の反応」を言葉にして、論理的に整理する

①が重要なのは、どんなに粗くても自分の意見を持った上で他人の意見を聞くことで、自分と他人で考え方の異なっている点が明確になるからです。
「自分の意見を作る」とは、無数にある考え方・価値観の中から自分にフィットするものを選ぶ作業でもあるので、自分を知るために他人の考え方・価値観との比較は必須です。

②では「立場の異なる複数の」という部分がポイントです。
立場が異なる人は考え方・価値観も異なるので、当然意見も違います。
複数の考え方・価値観に触れることで、より多角的に・精度高く自分にフィットする考え方を選ぶことができることになります。

他人の意見を聞けば、必ず
「確かに最もだな!」
「論理的には正しいんだけど何か違うな…」
など、心の反応があるはずです。
まずはこの反応を逃さず、耳を済ませることが重要です。(→③)

そして、「最もだ」と思ったとすれば「具体的に、どの部分の考え方最もだと思ったのか」、
「何か違う」と感じたならば「どこが違うと感じたのか」「どのように違うと感じたのか」「それはなぜか」など、
自分に質問を繰り返していくことで徐々に自分の考え方がクリアになっていきます。(→④)

こうして自分の考え方がクリアになっていくと、仮に聞いて回った他人の意見の中に100%同意できるものがなくてもそれにアレンジを加えて100%納得できる考えを作り出すことができます。


■4つのステップの実践例

具体例として、前回の記事で取り上げた「喫茶店のヨーグルト事件」を例に考えてみましょう。以下、引用です。

ある喫茶店の店主が、自家製ケーキを作るために毎日スーパーで某有名ヨーグルトを購入していました。
ある日、そのヨーグルトが「20%増量中!350g入り!」との表示付きで売られていたのだそうです。
店主は早速10箱購入し、店に帰ってケーキ作りに取り掛かりました。

そこで店主は驚きの事実を目の当たりにします。
10箱すべてのヨーグルトの内容量を測ったところ、そのすべてが340~345gの範囲内にあり、350gに達するヨーグルトがひと箱もなかったのだそうです。

故意を感じた店主は、メーカーに抗議の電話をかけるとこう言われたそうです。
「“計量法”という法律では、内容量表示に対して数パーセントの誤差が認められている。ウチのヨーグルトはすべてその法律の範囲内の内容量が入っている。法律に違反していないのだから、問題ないという認識だ。」

あなたはまず、喫茶店店主の行動を見て「たった数g足りなかったくらいで、クレーム電話をかけるほど怒ること?」と疑問に感じたとします。(→ステップ①)

ところがその後、メーカーの意見を聞き、店主の意見と照らし合わせて、メーカーの意見には確かに違和感を覚えたとします。(→ステップ②、③)

「何に違和感を感じたのか」を掘り下げていくと、
「法律違反をしていないのだから謝る必要はない」という“態度”、
そして「計量法という法律を逆手に取ってヨーグルトの内容量を節減しようとする姑息さ」
の2点だということがわかりました。

結果、あなたはこういう意見をまとめます。(→ステップ④)
・数g程度ヨーグルトの内容量が足りないのは、許容範囲だと思う。ただし、それが製造上の誤差である場合に限る。
・今回の場合は、メーカーが計量法を都合よく利用して故意にヨーグルトの量を節減しているので許せない。
・「法律違反をしていないのだから謝る必要はない」という態度も、消費者に対して不誠実だ。
・故意にヨーグルトの内容量を減らしていることを認めたくない、謝罪をしたくないのなら、そもそも計量法を恣意的に利用するのをやめ、表示通り350gのヨーグルトを入れるべきだ。

4つのステップを踏んだことで、“なんとなく考える”よりもはるかに強固な「自分の意見」を作ることができましたよね。


■「自分の意見」は、あくまで"暫定的にベストだと思う考え”でいい

一つだけ、上記の4ステップを踏む上で注意点があります。

それは、完璧を目指さないことです。
もし人の意見を聞く中でより良い考え方に出会ったのならば、自分の考えを修正すればいいだけのこと。(ときには謝罪が必要かもしれませんが…)
「自分の意見」とは、「これまでに入手した材料や想定していた考え方の中で、暫定的にベストだと思う考え」くらいのつもりでいいのです。

そもそも自分ひとりで完璧な意見が作れたら、人と議論する必要はありません。
自分の意見も「途中で微修正する」という前提のもとで肩の力を抜いて作りましょう。

ステップ①~④の作業は一回しで終わりではなく、何度も繰り返すのがお勧めです。
4つのステップを繰り返すたびに、さらに自分の考えは強固で説得力のあるものに変わっていくはずです。

今回紹介した方法は完全にオリジナルの方法です。あくまで私の方法なので、フィットしない人もいるかと思います。
より良い方法が見つかれば随時記事にしていきますが、「こんな意見の作り方もあるよ!」という方は是非コメントください!

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