ココロを自由にするブログ ~自信を育て、しなやかな自分を創る~

不安に振り回されず、自由に生きる。3度の休職を経験した筆者が考える、心の自由を手に入れ、幸せな人生を歩むための、考え方と行動のヒント集。

論理的に正しい考えが、絶対的に正しいとは限らない

人と議論を重ねて一つの結論を出さなければいけないとき、
誰しも人の意見を聞いて「ああ、確かに」と思うことがあると思います。

私はつい最近まで「ああ、確かに」と思う場面が多すぎて、自分の意見が整理できなくなる場面がよくありました。

「どうすれば人の意見に納得しすぎることなく、その場で自分の意見が出せるのか」について考えたとき、3つの事実が見えてきました。
私はこれに気が付いただけで、周囲の意見に流されることが減り、次第に自分なりの意見が作れるようになりました。


■心をラクにする、3つの事実

その事実とは、
・論理的に正しい考えが、正解とは限らない
・論理的に正しい考えは、無数に存在する
・「絶対的に正しい考え」というのはそもそも存在しない
の3つです。

私たちが「ああ、確かに」と一瞬納得するような意見は、おそらく「論理的に正しい」答えではあります。
ただし、それは「論理的に正しい」だけであって、1つのモノの考え方でしかありません。
物事には複数の考え方があるので、「論理的に正しい」考えというのもその考え方の数だけ存在するわけです。(→②)

具体例を挙げましょう。実話です。

ある喫茶店の店主が、自家製ケーキを作るために毎日スーパーで某有名ヨーグルトを購入していました。
ある日、そのヨーグルトが「20%増量中!350g入り!」との表示付きで売られていたのだそうです。
店主は早速10箱購入し、店に帰ってケーキ作りに取り掛かりました。

そこで店主は驚きの事実を目の当たりにします。
10箱すべてのヨーグルトの内容量を測ったところ、そのすべてが340~345gの範囲内にあり、350gに達するヨーグルトがひと箱もなかったのだそうです。

故意を感じた店主は、メーカーに抗議の電話をかけるとこう言われたそうです。
「“計量法”という法律では、内容量表示に対して数パーセントの誤差が認められている。ウチのヨーグルトはすべてその法律の範囲内の内容量が入っている。法律に違反していないのだから、問題ないという認識だ。」

このメーカーの意見はまさに「論理的に正しい」ですよね?
でも何か納得いきませんよね?

メーカーの意見は「法律に違反しているか否か」が善悪の判断基準になっています。
対して喫茶店の店主は、「メーカーの消費者に対する誠実さ」が善悪の判断基準です。

店主の考え方、
「350gと表示しているのだから、ばらつきが認められるとしても350g前後だろう」
「すべての個体で故意に数gをケチるのは、消費者をだますような行為だ」
というのも、一つの「論理的に正しい」考えであるわけです。

このように、一つ一つの見方はその見方をする当事者にとって「正しい考え」であっても、異なる見方をする人からは「正しい考え」ではありません。

「論理的に正しい」だけで、「絶対的に正しい」考えだとは言えないわけですね。(→②)


■一番に認識すべきは、「絶対的に正しい考えは存在しない」ということ

このように、立場や価値観によって無数の考え方がある以上、
誰から見ても正しいと思えるような考え方は存在しないと考えた方が良いでしょう。

家族など、心理的距離の近い存在にはついつい自分の考え方を押し付けがちになりますが、自分には自分の、家族には家族の「考え方」があるわけです。

Mr.Childrenの『掌』という歌の中でも、こんな歌詞があります。

君は君で 僕は僕 そんな当たり前のこと
なんでこんなにも簡単に 僕ら
見失ってしまえるんだろう?

ひとつにならなくていいよ
価値観も理念も宗教もさ
ひとつにならなくていいよ
認め合うことができるから
それで素晴らしい

まさに、この歌詞の通りだと思います。


■まとめ

今回のまとめです。

・「論理的に正しい」だけの考えに惑わされてはいけない。「絶対的に正しい考え」はそもそもないのだから。
・「論理的に正しい」と思っても、心が違和感を感じたらその場で迎合してはいけない。
・「論理的に正しい」考えを「絶対的に正しい」かのように振りかざすこと、自分の考えを押し付けることはナンセンス。少なくとも自分はしないようにしよう。

前述の3つの事実が腹に落ちれば、誰と話していても相手の考えを「相手なりのモノの見方」として認めることができるようになります。
自分の考えを相手に押し付けることがなくなります。

そうして相手の考えを認め、相手の多様性を尊重することができれば、相手にはその気持ちが必ず伝わります。
相手は、自分をありのまま認めてくれたあなたの人間性に魅力を感じるでしょう。

そしてさらにうれしいのは、自分自身も対人関係のストレスが減ることです。
そもそも相手に自分の考えを押し付けないので、相手が自分の考えを認めてくれない、受け入れてくれないストレスが生まれようがないからです。

膨大な媒体から情報があふれ、論理的に正しい答えが無数にメディアに流れている現代。
その中で自分なりのモノの見方・考え方を作ることは非常に難しいと思います。

ですが、今日書いたことは間違いなくそのための第一歩になります。
「自分なりのモノの見方・考え方の作り方」の基本は下記エントリにまとめていますが、細かいHow toはまた別記事にまとめたいと思います。

yudaism.hatenablog.com

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