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不安に振り回されず、自由に生きる。3度の休職を乗り越えた筆者が考える、心の自由を手に入れ、幸せな人生を歩むための、考え方と行動のヒント集。

【書評】これで「面白い人」になれるかも?-『「おもしろい人」の会話の公式』ー

今日はこんな本を読んでみました。
私自身、飲み会で場を盛り上げられる人や、いつも興味深い話をしてくれる人に憧れているので、ちょっとでもそのエッセンスを学びたいという思いから買った本です。

「おもしろい人」の会話の公式 気のきいた一言がパッと出てくる!

「おもしろい人」の会話の公式 気のきいた一言がパッと出てくる!

 

結論。これ、とても良い本です。
参考になりますし、実践的だし、読み物としても面白い。

この本は一言でいうと、
・「おもしろい人」の会話がなぜ面白いのかを分析し、
・誰でも実践できるよう、会話が「おもしろく」なる55個のエッセンスを紹介している
本です。

「おもしろい人」とは、単に「笑いが取れる人」だけでなく
・気の利いた言葉の返しによって、相手の気持ちを和らげられる人
・会話で相手を楽しませることができる人
・会話の中で相手を不快にさせない人
なども含んだ広い意味で使われています。

元々こうしたセンスに恵まれている「おもしろい人」なら読む必要はありませんが、
そうでない大多数の人にとっては必ず「なるほど!」と唸るポイントがあるはずです。

55個のエッセンスは「おもしろい人」の分析という帰納法的な方法で抽出されているので、「おもしろい人」になるためには「抽象度の高いそれらのエッセンスを現実の場面に合わせて具体化する」という演繹的作業が必要になります。

つまり、「おもしろい人」への一歩を踏み出すためには、「この本に書かれているエッセンスは、現実に私たちが直面する場面でどう使えるか?」を考える訓練が必要だということです。
その訓練の積み重ねで、おそらく「おもしろい人」に近い思考回路ができあがっていくのでしょう。

この本を読んで一番勉強になったのは、「おもしろい人」には常に自分を客観的に見る余裕と、相手の心情を察知できる感性と、相手に対するおもてなしの心があるということです。

これまでは漠然と(半ばヒガミで)「おもしろい人はいいよな」と思っていましたが、訓練を積むことで後天的にでも「相手にとっておもしろい人」になれるのでは?と思わせてくれる良書でした。

短時間で気軽に読み切れますし、内容も濃くて満足度の高い本でした。
お勧めです!

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