ココロを自由にするブログ ~自信を育て、しなやかな自分を創る~

不安に振り回されず、自由に生きる。3度の休職を乗り越えた筆者が考える、心の自由を手に入れ、幸せな人生を歩むための、考え方と行動のヒント集。

「心の余裕」を作るヒント

今日は、よく行くカフェの店主から素敵な言葉をもらいました。

「心に余裕がないときほど、余裕があるときにとるような行動をするのがいい。」

「たとえば、忙しくてご飯を作る時間がないとき。出来合いの惣菜を食べるにしても、“洗い物が増えるから…”と袋からそのまま食べるのではなくて、一度お皿に移して食べた方が気持ちがいい。」

この言葉を聞いて、私は2つのことに気が付きました。


■”幸せ”の正体

一つは、人の“幸せ”とは、内的に湧き上がる温かい感情のことを指す」ということです。

惣菜をお皿に移して食べることは、一見洗い物を増やすだけの無意味な行動です。
しかし、惣菜の袋に箸を突っ込んで中身を食べたとき、どんな気持ちになるか想像してみてください。
「食べる」という、空腹を満たし命をつなぐうれしいはずの行為が、なんだかとても無機質で味気なく感じられないでしょうか。

本当は、誰しも器にきれいに盛り付けられた、作りたてで温かいおかずを口にしたいはずです。それを口にしたとき、無条件で幸せを感じるはずです。
そんなちょっとしたことで幸せを感じられるのだから、効率を重視して手間を省くのではなく、あえて手間をかけて「満たされる感情」を取った方が賢いのではないかと思います。

似たような例は、他にもいくつもあります。
・コンビニで100円で飲めるコーヒーを、あえて自宅で淹れる。コーヒーミルで豆を挽き、お湯を沸かして挽いた豆を丁寧にドリップし、お気に入りのカップで淹れたてのコーヒーを飲む。
・外食より中食。中食より完全自炊。食事により、手間と時間をかける。
・クリーニングに出していたワイシャツを、あえて自分でアイロン掛けする
・ちょっとした家具は、完成品を買わずに、ホームセンターで材料を買って自作してみる
・ネットショッピングを控え、あえてお店に現物を見に行って商品を実際に手に取って見る

これらを実際にやってみると、これまで“無駄”として切り捨てていた作業が、実は心に静寂と安らぎをもたらしてくれていたことが実感できると思います。


■行動こそが、意識を変える

もう一つは、意識が行動を変えるのではなく、行動が意識を変えることもあるということ。

よく言われる話ですが、悲しいときこそ無理にでも笑うと、本当に楽しい気持ちになってきます。
どんなに気分の良いときでも、声に出して「何もかも嫌だ」と繰り返せば誰でも、何もかも嫌になってきます。

脳科学の世界でも、このように行動が意識を変えることが、論理的に証明されています。


■まとめ

とはいっても、本当に何一つする気になれないくらい消耗してしまうこともあると思います。
そういうときは、過去記事「仕事の“焦燥感”で苦しまないために」にも書いたように体が「休まないと命が危ない!」とアラームを出している証拠なので絶対に休んだ方がいいです。

今日書いた「あえて手間をかけることで、心に余裕が生まれる」という考え方は、あくまで体に少し活動する余力が残っているときの方法だと考えてください。

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