ココロを自由にするブログ ~自信を育て、しなやかな自分を創る~

不安に振り回されず、自由に生きる。3度の休職を乗り越えた筆者が考える、心の自由を手に入れ、幸せな人生を歩むための、考え方と行動のヒント集。

仕事の“焦燥感”で苦しまないために

突然ですが、あなたは以下の質問にいくつ当てはまりますか?

□休日でも仕事のことばかり考えてしまう
□仕事や、仕事につながる勉強に一切手を付けなかった休日は罪悪感が残る
□仕事や、仕事につながる勉強をしなければと思いつつ、休日はだらだらしてしまう
□常に仕事に追われている感じがして、安心感がない
□休日でも、休む暇があれば仕事が一人前にできるように努力しなければいけないと思う

誰しも一度は、
「休日に仕事なんてしたくないけど、やらなければいけない」
という場面にぶつかったことがあると思います。

でも、そう思いつつ、どうしてもやる気が起きないときってありませんか?
「やらなきゃ、やらなきゃ…」と思いながら、結局一日が終わる。
せいぜい、夜になって少しごまかす程度に仕事に手を付ける。
そして翌朝鬱々とした気持ちで会社に向かっていく…。

こうした恒常的な不安や焦燥感は、見えないところで確実に心身を疲れさせます。
先のチェック項目が多く付いた人ほど要注意です。
今回は“焦燥感”に苛まれないための考え方のヒントについて書いてみます。

■そもそも、なぜ“焦燥感”で苦しんでしまうのか

その原因には以下の3つがあります。

①周囲の期待に100%応えられる自分でないと、自分にOKを出せない(≒幼少期にそのような認知が出来上がるような経験をした)
②直近で、一刻も早く仕事で成果を出さなければ身の危険を感じる経験(ex.上司からの激しい叱責や攻撃など)をしたため、それを本能的に避けようとしている
③自分に自信がない。自分に「あるもの」に目がいかず、「ないもの」ばかりに目がついて、「ないもの」を必死に身に付けて完璧になろうとしている。

①については心理療法的アプローチが有効ではないかと思いますが、②、③についてはある程度対処療法的な方法で克服することができます。

■仕事の焦燥感で苦しまないために

理想の状態は、焦燥感の代わりに安心感を感じながら過ごせることです。
具体的対策として、3つの方法をお勧めします。

まずは、自分に「あるもの」、すなわち自分の長所や特技を5つ書き出すことです。
「ないもの」ばかりに目が向いて、「ないもの」を(まるで塗り絵でも塗りつぶすかのように)完璧に補完しようとする背景には、強い不安感情があります。
その不安に振り回されないためには、何の努力をしなくても自分にある資質に目を向けることです。

誰しも他人から褒められたことのある長所や特技があるはず。
それを思い出して5つ紙に書き、その紙に書かれている言葉が自分自身の中にあるということが実感できるまで、何度も読み返すのがお勧めです。

次に、自分の心が、魂が素直に喜ぶことに時間を使うことです。
私の場合でいうと、例えば
・晴れた日に、外の空気を吸いながらボーっと青空を眺めて深呼吸する
・丁寧に植物の世話をする
・ベランダの外にいる野鳥を観察する
・自然の中を散歩をする
・美味しいコーヒーやハーブティーを飲む
などです。私の場合、深呼吸をしながら全身でこれらのことを味わうだけで、深い幸福感と安心感に包まれます。心理学的にも、「何かに集中することで不安から気をそらす」というのは有効とされていますので、ぜひ自分に合った“魂の喜ぶ行動”を探してみてください。

最後にお勧めするのが、休むことにプラスの意味づけをする、という方法です。

焦燥感に苦しむ人には、非常に真面目で頑張り屋さんが多いです。
冒頭の質問で「仕事や、仕事につながる勉強をしなければと思いつつ、休日はだらだらしてしまう」にチェックが付いた人は、実はもうかなり疲れています。

疲れているから、仕事や仕事に関係する勉強に費やすエネルギーがない。
心ではやらなければと思う気持ちと休みたいと思う気持ちが葛藤を起こす中、体には頑張るエネルギーが残っていないからこそ「だらだらしてしまう」のです。
頑張れなくなるのは「これ以上エネルギーを使うと生命の危険だ」という体のサインなので、頑張れない自分を責めるのではなく、むしろが頑張れなくなるくらいまで頑張った自分自身を褒めてあげてください。

競泳のイアン・ソープ選手は著書の中で
「休むことは、自分を一段階上のレベルに引き上げる行為だ」
と言っています。
トレーニングの量と質がモノを言うアスリートの世界でさえこうなのです。

まずは休むことができた自分を褒められるようになるだけでも心がラクになります。その先に、気付いたら罪悪感を感じるどころか「休むのを楽しみにしている自分」がいたら最高ですね。

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