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ココロを自由にするブログ ~自信を育て、しなやかな自分を創る~

不安に振り回されず、自由に生きる。二度の休職を経験した筆者が考える、心の自由を手に入れ、幸せな人生を歩むための、考え方と行動のヒント集。

「感情の抑圧」を甘く見るな

社会人なら誰しも、やりたくない仕事でも給料をもらっている以上やらなければいけない、反対意見を言うと攻撃されそうで言えない、など気持ちを抑える場面があると思います。
子どもでも、「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」などと言われて我慢する場面などがあるでしょう。

今回はこの、「感情を抑えることの危険性」について書いてみたいと思います。

 

■「感情を抑えること」は大人の必然だと思っていたが… 

少し前まで、私はこの「感情を抑える」という行為は生きていく上で必要な、仕方のないことだと思っていました。

それに、感情を抑えたところでさして問題はないだろう、自分が感情を抑えることで物事がうまく進むなら安いものだ、などという考えもありました。

ところが、結果的に私は心を病み、合計で1年以上の時間を全く働くことができずに棒に振りました。

その原因は「過度な感情の抑圧」にあったというのが、後々になってわかったことです。

 

■感情の抑圧の先に待っている2種類の結末

感情を過度に抑圧していくと、見えないところで着実にストレスが溜まっていきます。
誰しも、程度の差はあれそのストレスは溜めていますが、その度合いが一定以上になると2種類の反応が出ます。

①行動化(周囲への攻撃)

1つは、周囲への攻撃です。
たまにイライラが限界に達するとキレる人や、ストレスが溜まると攻撃的になる人がいますが、これは周囲を攻撃することによって溜まった感情を発散し、心身のバランスを保とうとする行為です。

周囲の人からすればいい迷惑ですが、本人はコツコツ溜めたマイナスの感情を爆発させることで、一挙に抑圧した感情のエネルギーと発散した感情のエネルギーのバランスを取っています。

このタイプの人は、一定のストレスを溜めても最後は発散することができる(ある意味それによって自分の安全を守ろうとしている)ので、後述するタイプに比べると社会生活に支障が出るまでには至らないのではないかと思います。

私の父は、まさにこのタイプでした。
父は家庭に仕事の話を一切持ち込まない人ですが、仕事でのストレスが臨界点を超えると、家庭ですぐキレる、家族を攻撃するなどして、手のつけようがありませんでした。


②身体化(体の不調)

もう1つは、抑圧した感情がすべて体の不調として跳ね返ってくるタイプです。
感情発散の手段を持っていないのでマイナスの感情は溜まる一方で、それが限界を迎えると、体調不良を起こして物理的に活動できなくすることで、これ以上ストレスを受けるのを避けようとします。(この、体調不良を引き起こすことでストレスを避けることを「疾病利得」と言います)

この状態において起こるのは、義務に応えようとする自分とストレス要因を避けたがる自分の、感情の対立です。
ここまで感情を抑圧している時点で、前者の自分が後者を押さえつけるのが習慣化しているケースが多いため、疾病利得を取ろうとしている場面ではしばしば「心では活動しなければと思っている、しかし体が動かない」という心と体のねじれが生まれます。

私の場合もまさに、「心では会社に行きたい・行かなければならないと思っている。しかし体が言うことを聞かない」という理由で何度も会社を休んでいました。

今思えばこれは、「心は会社に行く義務を果たそうとしている」ということを示すことで欠勤を責められないようにする防衛本能だったのかもしれません。
悪いのはすべて自分の体であり、それが自分でコントロールできる範囲を超えている以上、周囲も私を責めようがないだろう…、もちろん無自覚ですが、本能レベルではそんなことを思っていたのかもしれません。

このタイプの人は社会生活を営むことすら困難になるケースがありますが、だからといって1つ目のタイプのように周囲を攻撃するほうがいいということではありません。

いずれのタイプにしても他人か自分を傷付けるわけなので、心身のバランスを保つ手段を何かしら身につける必要があります。

 

■感情の抑圧をやめるには?

以下は私が経験から見い出した方法ですが、私は
①まず、自分の感情を把握すること
②次に、感情を表現するか・しないかを都度意識的に選ぶように訓練すること
③②を繰り返して「感情を表現する」を選択する割合を高めていくことで、過度な感情の抑圧を防ぐこと
の3つが大切だと考えています。

それぞれ具体的に説明すると、
①についてはまず、気持ちがモヤモヤしたときに自分の気持ちを言語化する訓練がオススメです。

ポイントは、自分に具体的な質問を投げかけてみることです。
・今の自分の感情の種類は何か?悲しみ?怒り?
・具体的に何が悲しいのか/腹立たしいのか?
・なぜそれが悲しい/腹立たしいのか?
・相手にどうしてもらえば満足だったのか?

こうして、自分の気持ちを少しずつ絞り込んでいきます。
この作業は、自分のセルフトーク(無意識の独り言)に耳を澄ませることでより精度を高めることができます。

気持ちがモヤっとしたときは何か抑圧している可能性が高いので、特に見逃さないようにしたいところです。モヤっとしたら言語化、を習慣にしてみましょう。

次に②について。さらに自分に質問を続けます。

・今、自分はなぜこの感情を表現できないでいるのか?何を恐れているのか?
・この感情を表現しないことで待っている結果は何か?
・この感情を表現することで待っている結果は何か?
・それらを踏まえて、自分は感情を表現する/しない、どちらを選ぶか?

ここで重要なのは、必ずしも「感情を表現する」という選択をしなくてもいいということです。ここではまず、感情を出すか出さないかな2択が頭に思い浮かぶことが目標です。

最後に③ですが、ここでも100%「感情を表現する」を選ぶ必要はありません。完璧を目指す必要はなく、これまで0勝10敗で抑圧を選んでいたところを、1勝9敗でいいから解放を選んでみようくらいの気持ちで十分です。

時として場の状況を考えて感情を出さないほうが得策であるケースもあるでしょうから、場の状況や自分のストレス状態を考慮して柔軟に“選択できる”ようになることを、ここでは目指します。

3つの中で最も重要なプロセスは①で、①を飛ばして②、③に進むことはできません。
身の回りで感情の抑圧癖がある人がいたら、ぜひこの方法を参考に、本人の本当の気持ちを掴むための質問を投げかけてみてください。

 

■最後に

私自身は上記の方法を試して明らかにストレスが減り、状態が改善しました。上記に付け加えて、紙やパソコンに言語化した気持ちを書き残したのが特に効果的でした。

しかし一方で、この解決法が対処療法に過ぎないのも事実です。
人によっては感情の抑圧が完全な無意識レベルで行われていることがあり、その場合はいくら自問自答しても本当の感情を探り当てることができず、①のステップさえ踏むことができないケースがあるのです。

その場合の対処法はまた別途まとめたいと思います。(また長文になりそう…)
ココロを自由にするために「感情の抑圧」からの卒業は避けて通れないテーマです。
私もまだ成長途上ですが、一緒にがんばっていきましょう。

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