ココロを自由にするブログ ~自信を育て、しなやかな自分を創る~

不安に振り回されず、自由に生きる。3度の休職を乗り越えた筆者が考える、心の自由を手に入れ、幸せな人生を歩むための、考え方と行動のヒント集。

【書評】人生の一冊との出会いー『自分に気づく心理学』ー

実は、私は社会人になってから2度会社に通えなくなり、休職しました。
仕事や職場との相性も原因ではありますが、根本的な原因は自分の性格にあることがわかり、今でもカウンセリングを受けています。
今回は休職中に出会った人生の一冊を紹介します。

<自分に気づく心理学>

自分に気づく心理学

自分に気づく心理学



<概要>
・大半の大人は、子どもの部分を持っている。
・具体的に言うと、それは「甘えの欲求の抑圧」である。多くの大人は、幼いときに十分に甘えられないまま大人になる。
・幼いときに十分に甘えられなかった子どもは、「周囲の期待に応える生真面目な大人」になる。
・なぜなら、彼らは自分の甘えを表現すると嫌われると思っているからである。そのため、「甘え=悪」として甘えを抑圧し、感情をオフにする。
・彼らにとって周囲の人はすべて「自分を脅かす存在」であり、対人関係では常に安心感が持てない。そこには、お互いに本音をぶつけ、認め合うような心の交流もない。
感情を解放できないストレスが溜まると、他人を攻撃するか、心を病んでしまうかのどちらかになる。本人にとって、感情を解放することは強い恐怖を伴うため難しい。


<読んでみての感想>
この本には、私の性格を作った外部環境がすべて解説してありました。
私の心の苦しみも、読んでいて気分が悪くなるくらい直球で解説してありました。
読み進めていくうちに、これまでの過去が清算されていくような不思議な感覚があり、心が楽になっていくのを感じました。
自分の心を開放し、魂を自由にするために私自身には欠かせない本であったと思います。

この本の中には、「結局、甘えを抑圧した大人はどうすれば楽に生きられるのか?」についてのヒントも書かれていますが、それにはあえて触れません。
500円で買える本なので、下記にあてはまる項目が多い方は是非読んでみてください。

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☑自分に自信がない
☑人に弱みを見せたり、頼ったりするのが苦手だ
☑他人といると相手に合わせてしまうほうだ
☑その一方で、自分一人だと自分がどうしたいかがわからない
☑誰と一緒に過ごしても安心感がない
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ではでは。


<参考:グッと来たフレーズ引用集>

「人は自分の自然の感情で生きることができれば、そう心の空虚さに苦しむこともないであろう。つくられた感情で生きるから、生きていることに意味を感じなくなるのである。」

「そして仕事や性の達成に救いを求めるようになる。疲れても仕事から離れられず、休養のとれないような人は、自分がどこで自然の感情を見失ってしまったか、反省してみることである。」

「優れていることを誇示することで劣等感は解消されるのではなく、心の底にある実際の感情に接することで劣等感は解消されるのである。」

「甘えの欲求が満たされてはじめて人は他人の自由を受け入れられる。甘えの欲求を抑圧した人は自由という名のもとに他人を束縛する。」

「甘えの欲求が満たされて、はじめて人は他人の言動にそれほど心理的な影響を受けなくなる。甘えの欲求を抑圧している人は、他人の言動に自分の心理的安定が依存している。」

「自分の中に甘えの欲求があるならば、素直に甘えの欲求を認め、その欲求不満に理屈をつけて、仕事の厳しさだの何だのと妙な合理化をしないことである。もし神経症的要求をしていると気づいたら、自分は小さな子供のように甘えているのだと思うことである。自分の中の甘えの欲求を素直に認めることが、神経症的要求をしなくなることでもある。自分の欲求を正しく理解することで、その不満からどれだけ救われるかわからない。」

 

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